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睡眠不足は、老化を早め太りやすい


■睡眠不足は、肌や髪の老化を早める

同級生の友達同士でも、若く見える人と老けて見える人がいます。

中には、親子に見間違うほど見た目に差がでてしまうことも…。

なにが違うのでしょうか?

そう、それは毎日の生活習慣です。

食事や運動によっても、かなりの差がでてきますが、見た目に一番大きな差がでるのは、やはり『睡眠』です。

肌と髪の細胞は、日々修復と再生を繰り返しますが、それは眠っている間にだけ起こります。

そのため、睡眠不足になると、これらの働きが行われず、ニキビや乾燥、くすみなどのトラブルを招いたり、シミ、シワ、たるみ、薄毛、白髪などの老化が進んでしまうのです。

■睡眠不足は、太りやすい体質になる

コロンビア大による睡眠と肥満の関係性についての研究では、肥満度は日常的に7~9時間眠る人が最も低く、それと比較すると5時間だと肥満率が50%高く、4時間以下のグループでは73%も高いという結果が報告されています。

睡眠不足になると、必然的に活動時間が長くなり、どうしても食事や間食の回数が増え、太りやすい体質になってしまうのです。

しかし、睡眠時間を長くすればいいのかというと、そう単純ではありません。

睡眠は“量”より“質”の方が重要です。

ぐっすりと「深い眠り」をとることができないと、身体機能の修復や疲労回復、肌と髪の修復・再生を行ったり、脂肪を分解する働きがある「成長ホルモン」や、食欲を抑制する働きがある「レプチン」が十分に分泌されず、逆に食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増加してしまいます。

では、どうすれば「質のよい睡眠」を手に入れることができるのでしょうか?

眠りには、「時間依存性」があり、寝る時間がとても大切。

夜の10時から2時の間に眠ると、最も上質の眠りを得ることができ、翌日の情緒が穏やかに安定します。

そして肌・骨・筋肉がしなやかになり、記憶力や発想力もアップします。理由は、この時間に眠りをつくり出す神経伝達物質である「メラトニン」が、分泌最盛時間を迎えるため。

夜10時に寝るのは難しいかもしれないですが、脳のためには遅くとも12時までには寝るように心がけましょう。

そうすれば、毎日、質のよい「深い眠り」が得られ、肌や髪の老化を防ぎ、痩せやすい体質を作ることができるのです。