![]() |
||||
|
マットレスの厚さと選び方マットレスの上に、直接寝ていませんか? たまにマットレスの上に直接寝ている方がいますが、できるだけ避けましょう。 なぜなら、マットレスは簡単に洗えないからです。 一晩にかく約コップ1杯分(200~300ml)の汗は、シーツだけでは吸収しきれず、すぐにマットレスへと溜まります。 そうなると、マットレスも洋服と一緒で、定期的にクリーニングが必要になってきます。 例えば、同じ下着を洗わずに何日間着ていられるでしょうか? マットレスの上に直接寝ていると、マットレスも下着と同じくらい、フケやアカ、中では汗や雑菌で驚くほど汚れています。 そのまま放っておくと、汗に含まれる塩分、アンモニア分、油脂分等が残ってしまい、機能の劣化、素材や生地の劣化、変色、カビ、さらには、ダニが発生し、半年で約10~70万匹にまでどんどんと繁殖してしまいます。 知らない間に身体がかぶれていたりしたら危険信号です。アトピーやアレルギーの原因となってしまいます。 厚生労働省による洗濯の頻度の規定(旅館業における衛生等管理要領)では、「100cm^2あたりにダニが1匹以下」になるように「6ヶ月に1回以上」のふとん水洗いを行うことが望ましいと記されています。 これは、あくまでも宿泊施設における理想の洗濯頻度ということになりますので、一般家庭では、1年に1回程度でも問題ありません。 しかし、マットレスは簡単に洗えません。 ですので、衛生的にも、より長く使用するためにも、睡眠中にかいた「汗」を素早く吸収・発散させることのできる天然素材を使用した敷き寝具(ベッドパッド or 敷きパッド)を必ずマットレスの上に敷きましょう。 ここでは、一般的なマットレスの選び方ではなく、あくまでも「健康」と「睡眠の質」を第一に考えた 『マットレスの選び方』 をご案内します。 ■マットレスの厚さについて マットレスの厚さは、単体ではなく、必ずセットで考えましょう。 ■畳やフローリングなど、和式タイプの場合 和式でのセット = 敷きパッドの厚さ + 敷きふとんの厚さ + マットレスの厚さ。 厚すぎると、押入れの出し入れや持ち運びが大変だったり、逆に薄すぎると、底つきを感じてしまうため、セットの厚さは、約10cmくらいが理想です。 ■ベッドなど、洋式タイプの場合 洋式でのセット = ベッドパッドの厚さ + ベッドマットレスの厚さ + ベッドの高さ。 厚すぎて、高くなりすぎると、落下、転倒したときに危険だったり、逆に薄すぎて、低くなりすぎると、起き上がりが大変になるため、セットの厚さ(高さ)は、自分が丁度良いと思う椅子の座面と同じくらいが理想です。(約40~50cmくらいがベスト。) ■和式用マットレスとベッド用マットレスの利点と欠点 【和式用マットレス】 主に畳やフローリングで使用するために作られた、薄めのマットレス。 ▶ 利点 ・場所をとらないため、スペースを有効利用できる ・敷き寝具と同じように水洗いや日干しができるため、衛生的に使用できる ・持ち運びや廃棄処分が楽にできる ▶ 欠点 ・布団やマットレスをたたんだり、しまわないといけない ・湿気が逃げにくいため、布団を干す頻度が多くなる ・フローリングの場合、カビやすい ・収納場所が必要 【ベッド用マットレス】 主にベッドで使用するために作られた、厚めのマットレス。 ▶ 利点 ・起き上がりが楽にできる ・布団やマットレスを敷きっぱなしにできる ・湿気が逃げやすいため、布団を干す頻度が少なくてすむ ▶ 欠点 ・部屋のスペースをとられてしまう ・振動が伝わりやすく、揺れやすい ・ベッドから落下、転倒の危険性がある ・マットレスの換気や廃棄処分が大変 ■マットレスに不可欠な機能 就寝中、寝姿勢が崩れてしまうと、身体の中で最も荷重のある肩や腰へ負荷が集中してしまいます。 これらを防ぐには、眠っている間にしっかりと背骨を支え、適正な背骨のS字カーブを常に崩さないことが重要です。 この環境を作れるかどうかが、マットレス選びの基本ですが、そのためには、無くてはならない機能があり、その機能に優れている素材のマットレスほど、身体に優しく健康を支える良質な睡眠が実現できます。 ![]() ■マットレスの役割で、最も重要なのが身体を支えること(支持性) 睡眠中は、筋肉が緩みダランと力の抜けた状態となります。 そのため、活動時のように姿勢を正すことができず、最も荷重のある肩や腰への負荷が大きくなり、肩こりや腰痛の原因となってしまいます。
肩や腰に負荷をかけないために、ダランと力の抜けた身体を支える筋肉の役目を担い、寝姿勢を常に適正な状態に保つのがマットレスの役割。 マットレスには、腰部の筋肉の緊張が解けてもお尻が落ち込まない優れた支持性とともに、負荷を分散させることのできる体圧分散性との両立が不可欠です。 ■まず始めに選ぶべきは、マットレスの素材 例えば、ウレタン素材を使用した体圧分散マットレスが一時的なブームで終わったのは、放湿・通気性が悪く、蒸れてしまうのが原因。 マットレスが蒸れてしまったら、どうなるでしょうか? ・・・肩や腰、足が冷え、血流が鈍くなり、肩こりや腰痛、足のむくみの原因となってしまいます。 特に、朝起きた時に足に痛みを感じる場合は、血行不良に陥っている可能性が高いので注意が必要です。 ■汗の処理(吸湿、発散性)に乏しいマットレスほど、布団に溜まった汗の発散を妨げてしまう 人は、真夏でも真冬でも、どんなに暑くても寒くても、一晩で約コップ1杯分(200~300ml)の「汗」をかきます。それは、体温を下げないと「深い眠り」に入ることができないためです。 「汗」をかくことによって体温を下げ、「深い眠り」に入りやすくしているのです。 その「汗」の30%が掛けふとんに、70%が枕と敷きふとんに吸収され、最終的に一番下に敷くマットレスへと溜まります。 ![]() 体温が下がると脳の温度も下がり、眠くなります。 これは、昼間の活動によって疲れた身体と脳を冷やして、休息をとらせるためのとても重要な生理現象。 つまり、「深い眠り」へとスムーズに入るには、体温を下げることが必要不可欠。そして、そのためにかく「汗」の処理がなによりも大切ということ。 「汗」を、素早く吸収・発散させて、常に「深い眠り」につきやすい環境にしてあげることがマットレスにとって重要な役割なのです。 ※「深い眠り」につきやすい環境とは、布団の中の温度33±1℃、湿度50±5%。 また、「深い眠り」につきやすい体温は、平熱体温 - 1.0~1.5℃です。 ■適正な寝姿勢が、良質な睡眠を生み出します 肩や腰に優しい理想の寝姿勢とは、直立した状態をそのまま横にした状態のことです。 健康な人が直立している時の背骨のS字形の曲がりは、通常4~6cmですが、寝ていて気持ち良いと感じる背骨の曲がりは、2~3cmといわれています。 ![]() 仰向けならば、その状態が保てますが、横向きだと片側の肩や腰に過度の負荷をかけてしまいます。また、寝床内の保温性は掛けふとんよりも、敷きふとんの力によるところが大きいのですが、横向きだと背中を敷きふとんで温められず、掛けふとんとの間にも大きな隙間が生まれやすく、肩や腰、足が冷えてしまいがち。 逆に、うつ伏せだと首や腰に過度の負荷をかけやすいうえに、「寝返り」を妨げてしまいます。 間違ってはいけないのが、楽な寝姿勢が、適正な寝姿勢とは限らないということ。 肩や腰を痛めている人ほど、誤った寝姿勢を好む傾向にあり、一度身につけてしまうと癖となり、その寝姿勢じゃないと眠れなくなってしまったり、適正な寝姿勢を窮屈に感じてしまうため、さらに悪化させてしまいます。 また、横向きで眠りにつくのがダメとか、そういうことではなく、あくまでも肩や腰に負荷をかけないためには、できるだけ仰向けの状態を多く作り、寝返りがしやすい環境を維持することが大切ということ。 仰向けを多く作ることで、左右均等にスムーズな寝返りが期待でき、頭や胸部の重量で圧縮されていた脊柱が解放され、背骨に休息を与えることができます。 もし、すでに腰を痛めていて仰向けが辛い場合は、どうしても横向きの状態が多くなり、片側の肩や腰だけに負荷が集中してしまうため、注意が必要です。 そんなときは、ひざ枕で適正な寝姿勢に矯正し、徐々に仰向けの状態を多く作ることで、肩や腰への負荷がなくなるとともに、深い眠りへ導いてくれます。 ■柔らかいマットレスほど、お尻が落ち込み腰痛を引き起こしやすい 柔らかいマットレスの問題点は、30年以上も前から指摘されていた中、ウレタンフォームをクッション材にしたふわふわのマットレスが欧米で大流行しました。 その後日本でも話題となり、現在でも新製品が販売されています。 しかし、ある大学の人間工学の教授が、体の構造の見地から「最悪の寝姿勢だ。」とその危険性を指摘したのです。 長時間の使用では、腰痛を引き起こす可能性がとても高いとのことでした。 ![]() 腰にたまった疲労は、就寝中に回復していきます。それにもかかわらず、柔らかいマットレスで寝ていると、お尻が下に落ち込み腰に大きな負荷がかかってしまい、疲労を回復させるどころか、余計に悪化してしまいます。 それは、腰痛の主な原因が、お尻の落ち込んだ寝姿勢にあるからです。 柔らかいマットレスほど、お尻が大きく落ち込み、腰により負荷がかかります。また、腰部がヘタるのも早いです。仰向けになった場合、お尻が一番重く体重のおよそ44%の荷重を受けるからです。 ![]() 仰向けに寝たとき、荷重を最も多く受けるのがお尻のあたりで次が胸の下。 マットレスが柔らかすぎると、お尻、胸が落ち込み、頭、腰、脚が持ち上がったW字形の寝姿勢になります。 この姿勢では腰の負荷が大きくなり、腰痛を招きやすいのです。マットレスは、腰部の筋肉の緊張が解けてもお尻が落ち込まない支えが必要です。 お尻が下に落ち込むと仙骨と第5腰椎を結ぶ角度が大きくなってその間の椎間板に対する圧力が大きくなります。周りの筋肉にも大きな負荷がかかってしまいます。 ![]() 柔らかいマットレスは、欧米で開発され生まれたため、骨格が大きく体幹の強い欧米人向けに設計されています。 骨格が小さく体幹の弱い日本人には、あまり適していないのです。 洋服や靴のように、品質やサイズ、臭いなどが日本の基準とは大きく異なるように、寝具も異なります。そもそも日本人と欧米人では体格がまったく違うため、日本人の体型に合わせるためには、設計の段階から構造を見直す必要があります。 また、身体に影響のないものであれば問題はないのですが、健康を大きく左右するものとなると話は別。国ごとに安全基準がまったく異なる海外製のものは、品質面においても少し不安が残ります。 ですので、必ず「日本人の体型に合わせて設計されたマットレス」を選びましょう。 ■身体にフィットするマットレスほど「寝返り」を妨げ、揺れやすいマットレスほど「深い眠り」を遮る 「寝返り」は睡眠中、身体の一部に圧迫を感じることで起こります。 ![]() よく移動中の飛行機や新幹線などで寝てしまい、起きたら身体のあちこちが痛かったりしたことは、ありませんか? 一定時間、同じ体勢のまま「寝返り」ができないと、負荷の大きい首や肩、腰などの血管が圧迫され続け、最終的には血行不良に陥ってしまいます。 「寝返り」によって圧迫部分が開放されると、血液がスムーズに循環し、マッサージに似た作用が働き、昼間の筋肉の疲れをとったり、睡眠中の血行不良を防いでくれます。また、眠っている間は、背骨が縦の重力から開放され、この状態で身体をねじる動きは、日中に生じた全身の歪みを矯正する働きもあります。 「寝返り」は、日々の健康を保つためのとても重要な生理現象なのです。 この寝返りをスムーズに行うためには、マットレスが揺れないことが重要です。マットレスが揺れやすいと「寝返り」の度に目が覚めてしまったり、揺れから発生する「不快な音」も、また「深い眠り」を遮る要因となってしまうため、しっかりと安定した作りであることが必要です。 ■マットレスは、1人1組が基本です 二人以上で眠りにつく時、同じ部屋で眠るのは問題ありませんが、血行促進や疲労回復に欠かせない「寝返り」を妨げてしまいますので、マットレスは、必ず1人1組、用意しましょう。 ■理想的なマットレスの条件 つまり、腰部の筋肉の緊張が解けてもお尻が落ち込まない優れた支持性とともに、負荷を分散させることのできる体圧分散性、適度な硬さと適度な厚さ、そして適正な寝姿勢とスムーズな寝返りがしやすい環境を持続できるということが理想的なマットレスの条件。 さらに、マットレスは一番下に敷くため汗が行きつく終着点。最もダニやカビが発生しやすいため、汗の処理(吸湿、発散性)を考慮した設計であることが必要不可欠。 また、背中と腰の筋力が落ちてくると、仰向けで寝るのがつらくなってきます。 だからといって、横向きが楽なマットレスを選ぶのはやめましょう。 横向きが増えてしまうと、あお向けの約3倍もの負荷が片側の肩や腰に集中してしまうため、余計な寝返りも増え、眠りが浅くなり疲れもとれません。 睡眠中あお向けの状態が長いほど、睡眠満足度が高くなることもわかっています。 ですので、マットレスを選ぶときは、必ず仰向けの状態で心地良いと感じるものを選びましょう。 仰向けの状態を多く作ることで、最も上質の眠りを得ることができ、毎日、健康的で清々しい朝を迎えることができます。 マットレスの厚さと選び方 ここで終了 |
||||
![]() |
ログイン
カートの確認











up












