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寝具にとって最も大切なことみなさんは、毎日きちんと眠れていますか? 私たちは人生の1/3から1/4を睡眠に費やすといわれています。睡眠はけっして無駄な時間ではなく、私たちが生きていくうえで欠かせないものです。 人間は、睡眠によって脳と身体の疲労を回復します。また、睡眠にはストレス解消、成長ホルモンなどのホルモンの分泌、免疫機能の維持といったさまざまな機能もあります。 それだけに睡眠の質が低下することは、心身のトラブルに直結します。糖尿病や高血圧をはじめとする生活習慣病、うつ病などのリスク要因にもなります。 ところが、残念なことに現代人の多くは睡眠不足だといわれます。特に日本人はその傾向が強く、各種の調査でも欧米人に比べて睡眠時間が短いという結果が出ています。また、睡眠の質についての満足度でも、アメリカやヨーロッパの人々に比べて低いことがわかっています。 では、どうすれば睡眠不足を解消し、睡眠の質を高めることができるのでしょうか? それは意外と身近なところにあります。 眠るために必要なものはなんでしょう・・・そう、寝具です。ほんの少し寝具に気を配るだけで、みなさんの睡眠が大きく改善されるのです。 2016年現在、厚生労働省の公表によると日本人の平均寿命は、男性が80.5歳、女性は86.8歳です。1日の睡眠時間を平均7時間とすると、1日の約1/3は、寝ていることになります。 ということは、平均寿命80年間の約1/3、つまり、平均26年もの間、寝具の中で暮らすことになるので、寝具の良し悪しにより、健康が大きく左右されるということは、いうまでもありません。 寝具にとって最も大切なことは、「ぐっすり快適に眠れる環境」を作りだすこと。 しかし最近では、科学の発達とともに、機能性や利便性、デザイン性や価格ばかりが優先され、寝具にとって最も大切なことが忘れられたもの作りがなされています。 例えどんなに温かくても、寝具として最も重要な機能が欠けてしまっていたり、例えどんなに安くても、薬品の副作用による健康被害があっては意味がありません。 そのため、私たちの健康を支える良質な睡眠を実現するためには、寝具や眠りについての知識が必須になってきました。 「いくら眠っても疲れがとれない」「いくら寝ても寝足りない」「起床時に身体のどこかが痛い」など、この中のどれか一つでも当てはまるものがあるという方は、現在使用している寝具が自分に合っていない可能性があります。 健康のためにも、一度、寝具を見直してみてはいかがでしょうか? |
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