理想の布団の選び方


「布団選び」と「他のアイテム選び」との違いは、身体に影響のあるものかそうではないかが一番の違いではないでしょうか?布団は、人生の1/3もの時間をともに過ごし、健康を大きく左右するほど大切なもの。

見た目や触り心地、価格だけで選んではいけないという理由が、そこにあります。

首や肩、背中から腰まわりや足にかけての痛みは、マッサージや整体などで、一時的に症状が和らぎますが、生活習慣を見直さない限り、また発症してしまいます。

特に重要なのが、毎日1/3もの時間を費やして血行促進や歪みの矯正、疲労を回復している睡眠時の環境。なぜなら、身体にあわない布団を使用していると、症状を改善するどころか、さらに悪化させてしまうからです。

多くの方は、身体のどこかに問題を抱えてから、健康のことを意識し始めます。

もちろん、それでも問題はないのですが、症状が重くなればなるほど、治療に長い年月が必要になってしまうため、健康なうちに予防し、未然に防ぐことが大切です。

健康なうちに一度、布団を見直してみてはいかがでしょうか?

ここでは、一般的な布団の選び方ではなく、あくまでも「健康」と「睡眠の質」を第一に考えた 『布団の選び方』 をご案内します。


■布団に不可欠な機能


就寝中、身体と布団との間には空間が生まれます。

その空間の温度や湿度のことを「寝床内気候(シンショウナイ キコウ)」といいます。

日本睡眠科学研究所の実験によって、「深い眠り」につきやすい理想的な寝床内気候条件は、温度が33±1℃、湿度が50±5%であることがわかりました。

この環境を作れるかどうかが、布団選びの基本ですが、そのためには、無くてはならない機能があり、その機能に優れている素材の布団ほど、身体に優しく健康を支える良質な睡眠が実現できます。



布団に不可欠な機能について


■布団の役割で、最も重要なのが汗の処理(吸湿、発散性)


人は、真夏でも真冬でも、どんなに暑くても寒くても、一晩で約コップ1杯分(200~300ml)の「汗」をかきます。それは、体温を下げないと「深い眠り」に入ることができないためです。

「汗」をかくことによって体温を下げ、「深い眠り」に入りやすくしているのです。

その「汗」の30%が掛けふとんに、70%が枕と敷きふとんに吸収されます。





体温が下がると脳の温度も下がり、眠くなります。

これは、昼間の活動によって疲れた身体と脳を冷やして、休息をとらせるためのとても重要な生理現象。

つまり、「深い眠り」へとスムーズに入るには、体温を下げることが必要不可欠。そして、そのためにかく「汗」の処理がなによりも大切ということ。

「汗」を、素早く吸収・発散させて、常に「深い眠り」につきやすい環境にしてあげることが布団にとって最も重要な役割なのです。

※「深い眠り」につきやすい環境とは、布団の中の温度33±1℃、湿度50±5%。
また、「深い眠り」につきやすい体温は、平熱体温 - 1.0~1.5℃です。


■健康を意識するなら、まず始めに選ぶべきは、布団の素材


布団に使用されている素材は大きく分けて、天然繊維と化学繊維に分かれます。

天然素材をもとに、自然から生まれた繊維が天然繊維です。

天然繊維は、吸湿・発散性に優れているため、「汗」を素早く吸収・発散させることができます。

さらに繊維自らが呼吸し、常に快適と感じる温度と湿度を保つ働きがあることから、「生きた繊維」ともいわれ、同じ自然の生き物である人にとって身体に優しいため、活動時、睡眠時ともに活躍することができます。

特に、身体が無防備な睡眠時に優れた効果を発揮するため、布団に最適です。





それに対して、化学から生まれた繊維が化学繊維です。

化学繊維は、通気性を遮断して温かくしたり、熱伝導率を高くして涼しくしたりと、瞬間的な快適さをコントロールすることに特化しているため、運動などの身体が活発に働いている活動時に優れた効果を発揮します。

しかし、主に石油などの原料をもとに、化学的に合成して造った繊維のため、どうしても蒸れてしまい、長期的に身体の機能が低下する睡眠時には、あまり活躍することができません。

布団が蒸れてしまったら、どうなるでしょうか?

・・・肩や腰、足が冷え、血流が鈍くなり、肩こりや腰痛、足のむくみの原因となってしまいます。

特に、朝起きた時に足に痛みを感じる場合は、血行不良に陥っている可能性が高いので注意が必要です。

眠りにつき身体が無防備なときに「汗」を素早く吸収・発散させて、常に「深い眠り」につきやすい環境にしてあげることが布団にとって最も重要な役割。

毎日、健康的で清々しい朝を迎えるためにも、吸湿、発散性に優れた天然素材の布団がおすすめです。

意外と見落としがちですが、中身の素材と同様に大切なのが「布団の側生地」

それは、側生地が壁となり中身の素材の機能を阻害してしまうため。

いくら中身の素材が良質でも側生地がそれに見合うものでないと、素材本来の性能をフルに発揮できないため、必ず側生地も含めて良質な布団を選びましょう。

また、柄はできるだけプリントものではなく、無地のものがおすすめ。化学染料にて染め上げたプリント柄の生地は、見た目は良いのですが、生地にとって重要な吸湿、発散、通気性、柔らかさなどが損なわれてしまいます。


■蒸れやすい布団ほど「寝返り」が多くなり、疲れがとれない






「寝返り」はレム睡眠の前後に多発し、昼間の筋肉の疲れをとったり脊柱の歪みを矯正するために起こり、一晩に約20~40回繰り返します。また、睡眠中の血行不良を防ぎ、日々の健康を保つための生理現象。

この「寝返り」は、多すぎても少なすぎてもいけません。

そのためには、布団が蒸れないことが重要です。

「自然の温かさ」と「蒸れた温かさ」は、まったく別物ですが、昔からボアシーツやアクリル毛布など化学繊維の布団を併用して使っていると、たとえ蒸れていてもそれを温かいと感じてしまっている方がとても多いです。

ぐっすりと「深い眠り」につき、次の日を万全な状態で迎えるには、この違いを知っておく必要があります。

ちなみに、単純に温かくしたいだけであれば、ビニールで全身を覆えば、冷気が防げとても温かく過ごせます。しかし、通気性がないため蒸れてしまい、まるでサウナの中で寝ているような、心地の悪い温かさになってしまいます。ポリエステルやアクリルなどの化学繊維の布団が温かいのにも関わらず快適ではない理由が、ここにあります。

暑くなり過ぎて、無意識に布団を蹴飛ばしてしまうのは、そのためです。



■腰痛の方には、キャメルがおすすめ!


睡眠中に身体全体の血行を良くし、血液を循環させることで、腰の痛みが和らぎます。

血行をよくするために一番注意が必要なのが、睡眠中に布団が蒸れないこと。

なぜ保温力の高い化学繊維が腰痛に向いていない繊維なのかというと、どうしても蒸れやすい繊維だからです。





「キャメル」は、常に布団内を蒸らさずに温めることができ、支持性と体圧分散性、ヘタらない性質をも兼ねそろえていて、血行促進に必要な「寝返り」もスムーズに行うことができるため、腰痛には相性抜群の素材。

しかし、腰痛の方は、かなりの確率で楽な寝姿勢で寝ているため、「キャメル」に変えると急に「適正な寝姿勢」に矯正されるため、始めはその違いに誰もが驚くはず。

「適正な寝姿勢」に慣れることで、「快適な寝心地」へと変わっていきます。


■肌の乾燥や髪の傷みを防ぐためには、保湿性が重要なポイント


健康的な肌や髪に「うるおい」は欠かせません。

特に睡眠中は、肌の乾燥や髪の傷みが進みやすくなるため、寝ている間も、常に「うるおい」を与えることが大切です。

そのため、肌や髪に直接触れる寝具ほど、保湿性が求められます。

この機能は、天然繊維(特に動物繊維)が優れています。

寝具が保湿性に乏しいと、「うるおい」を与えられないため、肌や髪への負荷が増え、乾燥肌や敏感肌、枝毛や切れ毛になりやすいという問題があります。

また、摩擦による静電気が起きやすかったり、ホコリや花粉、化学物質などを寄せつけやすいのは、この保湿性に乏しいことが原因のひとつです。

特に静電気は、神経を刺激して眠りが浅くなってしまいます。


■適正な寝姿勢が、良質な睡眠を生み出します


肩や腰に優しい理想の寝姿勢とは、直立した状態をそのまま横にした状態のことです。

健康な人が直立している時の背骨のS字形の曲がりは、通常4~6cmですが、寝ていて気持ち良いと感じる背骨の曲がりは、2~3cmといわれています。





仰向けならば、その状態が保てますが、横向きだと片側の肩や腰に過度の負荷をかけてしまいます。また、寝床内の保温性は掛けふとんよりも、敷きふとんの力によるところが大きいのですが、横向きだと背中を敷きふとんで温められず、掛けふとんとの間にも大きな隙間が生まれやすく、肩や腰、足が冷えてしまいがち。

逆に、うつ伏せだと首や腰に過度の負荷をかけやすいうえに、「寝返り」を妨げてしまいます。

間違ってはいけないのが、楽な寝姿勢が、適正な寝姿勢とは限らないということ。

肩や腰を痛めている人ほど、誤った寝姿勢を好む傾向にあり、一度身につけてしまうと癖となり、その寝姿勢じゃないと眠れなくなってしまったり、適正な寝姿勢を窮屈に感じてしまうため、さらに悪化させてしまいます。

また、横向きで眠りにつくのがダメとか、そういうことではなく、あくまでも肩や腰に負荷をかけないためには、できるだけ仰向けの状態を多く作り、寝返りがしやすい環境を維持することが大切ということ。

仰向けを多く作ることで、左右均等にスムーズな寝返りが期待でき、頭や胸部の重量で圧縮されていた脊柱が解放され、背骨に休息を与えることができます。

もし、すでに腰を痛めていて仰向けが辛い場合は、どうしても横向きの状態が多くなり、片側の肩や腰だけに負荷が集中してしまうため、注意が必要です。

そんなときは、ひざ枕で適正な寝姿勢に矯正し、徐々に仰向けの状態を多く作ることで、肩や腰への負荷がなくなるとともに、深い眠りへ導いてくれます。


■重すぎる掛けふとんは、心臓や腰への負荷が大きい


重すぎる掛けふとんほど、身体が圧迫されてしまうため、心臓や腰への負荷がより大きくなるとともに、血流が鈍くなり、寝返りも妨げられてしまいます。

たまに掛けふとんのほかに毛布を2枚も3枚も掛けて寝ている方がいますが、毛布をたくさん使うほど、身体への負荷も大きくなるため、心臓や腰の弱い方は、特に注意が必要です。

寒くて毛布を何枚も掛けてしまうのは、掛けふとんの保温性が乏しいのが原因。

そのため、できるだけ軽くて、保温・吸湿・発散性に優れた掛けふとんを選びましょう。さらに、柔らかくてフィット性に優れていると、隙間ができにくいため、保温力が高まります。

心臓が弱い方におすすめなのは、羽毛ふとん。品質の高い羽毛ふとんであれば、薄く軽く柔らかいため、身体への負荷もなく、どんなに寒い冬でも、1枚で十分すぎるほどの保温力があるため、毛布を掛ける必要もありません。


■柔らかい敷きふとんは、腰痛を引き起こす可能性が高い


柔らかくて身体にフィットする素材の敷きふとんほど、お尻が落ち込みやすく腰への負荷がより大きくなります。





また、身体全体が沈み込むことによって、通気がさえぎられ暑苦しさを感じたり、圧迫を感じないため、血行促進や筋肉の疲労回復に欠かせない「寝返り」が打ちにくくなって寝苦しさを感じたりします。

逆に硬すぎると痛みを感じるため、必要以上に「寝返り」を行い、筋肉に十分な休息を与えられず、翌朝疲れが残るということに。

布団は、ごく自然に「寝返り」が打ちやすいように、柔らかすぎず硬すぎない適度な硬さと適度な厚さが求められ、畳の上と同じように身体の折れない姿勢で、仰向けに寝て腰椎部に軽く手が入る位の隙間が開くのが良いとされています。

しかし、この場合、背面と敷きふとんとの隙間で肌寒さを感じることがあり、特にお年寄りや病人には大きな問題となります。

そのため、寒い季節は敷きふとんの上に、保温・吸湿・発散性が良く、しかも圧迫感を与えずにソフトに背面と寝床面の隙間を埋めてくれる、羽毛しきふを敷くと、温かく快適にお休みいただけます。


■布団は、1人1組が基本です


二人以上で眠りにつく時、同じ部屋で眠るのは問題ありませんが、血行促進や疲労回復に欠かせない「寝返り」を妨げてしまいますので、布団は、必ず1人1組、用意しましょう。


■理想的な布団の条件

つまり、清潔さを保つため「水洗いや日干しが可能」なのはもちろんのこと、睡眠中の血行不良を防ぐため、身体からでた汗を素早く吸収・発散することができ、適正な寝姿勢とスムーズな寝返り、そして「深い眠り」につきやすい環境を持続できるということが理想的な布団の条件。

さらに、身体が圧迫されないように重すぎない掛けふとんと、腰部の筋肉の緊張が解けてもお尻が落ち込まない優れた支持性、柔らかすぎず硬すぎない適度な硬さと適度な厚さの敷きふとんが理想的です。

ポリエステルやアクリル、ウレタンなどを使用した布団が、ホームセンターなどでよく売られていますが、化学繊維は、天然繊維のように自ら呼吸する働きがないため、「寝汗」をかくなど睡眠中の生理的変化に対応できず、どうしても蒸れてしまい、血流が鈍くなってしまいます。

起きているときは、肌触りが心地良く、瞬間的な温かさや涼しさが化学繊維の特徴ですが、眠りにつき身体が無防備なときこそが、寝具の活躍するとき。

ですので、肌にじかに使う寝具だけは、化学繊維ではないものを選びましょう。


やはり布団は、薬品・樹脂を一切使用していない『天然素材』が一番です。

特にその中でも、ひときわ優れている動物繊維の布団が理想的。


※ただし、間違ってはいけないのが「化学繊維」を使用してはいけないとか、そういうことではなく、あくまでも健康に気を使う方には「天然繊維」のほうが、手軽さや利便性、特に安さを求める方には「化学繊維」のほうが向いています。


■おすすめの天然素材を使用した掛けふとん


・必要な機能をすべて満たしている理想の掛け素材は、水鳥の産毛。

中身の素材から側生地まで、すべて天然素材を使用し、一つ一つ丁寧に手作りされた理想の掛け寝具。世界初の特許技術により薬品を一切使用していない、当店こだわりの「羽毛ふとん」は、ご家庭での水洗いや日干しが可能なため、アレルギー対策にはうれしい清潔度。さらに、抜群の保温性で驚くほど温かく、優れた吸湿、発散性で蒸れずにさわやか。今まで経験したことのない上質の眠りが体験できます。

  
羽毛ふとん
(主に春、冬用)
 ダウンケット
(オールシーズン用)
 夏用ダウンケット
(夏専用)


■おすすめの天然素材を使用した敷きふとん


・必要な機能をすべて満たしている理想の敷き素材は、キャメルの毛。

夏は40℃まで上がり、逆に冬には-40℃まで下がるモンゴル奥地のゴビ砂漠に生息し、厳しい自然環境を生き抜いてきたキャメルの毛を100%使用した、当店こだわりの「キャメルパッド or キャメルふとん」は、常に最高峰に君臨し続けるまさに理想の敷き寝具です。特に、腰痛で悩んでいる方におすすめです。

 
キャメルパッド
(主にベッド用)
 キャメルふとん
(主に和式用)


■おすすめの天然素材を使用した夏専用ふとん

・天然素材の中でも、最も涼しい素材は、麻。

その麻の中でも、寝具に最適な最上質の麻を100%使用した、当店こだわりの「本麻夏掛け」と「本麻しきふ」なら、麻素材が持つ高い吸湿・発散性と通気性を存分に発揮。贅沢なまでの涼感で、夏の夜を快適にお過ごし頂けます。

本麻なつがけ
(夏専用)

・現在使用されている布団の上に『本麻しきふ』を敷いてご使用下さい。

本麻しきふ
(夏専用)


■おすすめの天然素材を使用した冬専用ふとん

・天然素材のなかで最も温かい素材は、水鳥の産毛。

中身の素材から側生地まで、すべて天然素材を使用し、一つ一つ丁寧に手作りされた理想の冬専用敷き寝具。世界初の特許技術により薬品を一切使用していない、当店こだわりの「羽毛しきふ」は、ご家庭での水洗いや日干しが可能なため、アレルギー対策にはうれしい清潔度。毛布感覚で身体の下に直接敷くことで、冷えた身体をくまなく包み込み、この上ない温かさでお休み頂けます。

・現在使用されている布団の上に『羽毛しきふ』を敷いてご使用下さい。

羽毛しきふ
(冬専用)


■おすすめの天然素材を使用した和ふとん

中身の素材から側生地まで、薬品を一切使用せず、あくまでも天然素材のみを使用し、一つ一つ丁寧に手作りされた、当店こだわりの「純綿ふとん」は、しっとりしなやかでお肌にも優しく、ふんわり柔らかくて、ズッシリとした適度な重量感が人気の秘訣です。

純綿ふとん
(ピュアコットン100)


■春夏秋冬、季節ごとのそれぞれ理想的な布団の組合せ


理想的なセットアップ例


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